オンデマンド 転写(DTFプリント)
ABOUT DTF
オンデマンド転写(DTFプリント)とは?
インクジェットプリントをした転写フィルムを使用し、プリントされた部分のみを生地に熱プレスして転写させるプリント方法です。世界的にDTFと呼ばれています。DTFは"Direct to Film"または "Digital Transfer Film"の略称です。
水性顔料インクを専用フィルムにプリントし、熱プレスをかけて転写させる方法で、従来よりも鮮やかで滑らかな質感のフルカラー表現が可能です。ホワイトインクを使用することで、フルカラー・単色のデザインどちらもより発色の良さが際立ちます。
デザインの周囲にフチがつかず、ロゴやイラストなどのデザインも忠実にプリントします。また、従来の転写プリントではなかなか再現が難しかった細やかなデザインもオンデマンド転写ならイメージ通りに再現します。色落ちや生地の伸びによる割れにも強く、洗濯耐性が高いところも特徴です。
版代が不要で、何色使用してもプリント料金は変動無し!従来の転写プリントに比べ製造コストのカットに成功し、1点・小ロットから大ロットまで欲しい数量で作成しやすいのも嬉しいポイントです。


MERITS
オンデマンド転写(DTFプリント)のメリット
鮮やかなフルカラー再現
水性顔料インクを専用フィルムにプリントし、熱プレスで転写することにより、従来よりも鮮やかで滑らかな質感のフルカラー表現が可能になりました。

デザインの再現性
ホワイトインクの使用により、フルカラー・単色のデザインどちらも発色の良さが際立ちます。ロゴやイラストなどのデザインも忠実に再現します

フチなしのプリント
従来の転写プリントではデザインの周囲にフチがつくケースもありましたが、オンデマンド転写はフチがつかずイメージそのままの仕上がりとなります。

細部まできれいにプリント
細やかなデザインもきれいにプリントし、それに加えて優れた耐摩擦性を持ちます。

洗濯耐性と素材対応の広さ
色落ちや生地の伸びによる割れにも強く、洗濯耐性が高いという特徴があります。さらに、生地の色で印刷方法を変える必要が無く、コットン以外の幅広い素材にプリントすることができます。

DEMERITS
オンデマンド転写(DTFプリント)のデメリット
乾燥機の使用制限
乾燥機の使用は一発アウトなので注意が必要です。

ATTENTION
オンデマンド転写(DTFプリント)の制限とガイドライン
- プリント不要な背景データは丁寧に除去してください。元のイメージに背景が含まれている場合、その部分も一緒にプリントされます。不要な部分は入稿前にしっかりと削除してください。
- 画像編集ツールでデータを作成する際は、背景を適切に削除することが重要です。自動選択ツールを使用しても、選択が不十分な場合、一部の背景データが残る可能性があります。
- アンチエイリアス効果が適用され、半透明の部分が残っている場合もあります。透明度が0%でないデータ(ほとんど透明でも)が残ると、白い背景が出現し、期待した仕上がりにならないことがあります。従って、背景は細心の注意を払って完全に削除してください。
- 0.5mm以下の細い線や文字、デザイン、1mm以下のドットは、白の下地が露出したり、転写が正しく行われずにプリントが欠けたり剥がれたりする可能性があります。また、プリントする素材によっても結果は異なるので、注意してください。
- 画像や線が垂直または水平でない、またはアンチエイリアスが適用されている場合、アンチエイリアス部分に白の下地が現れ、フチのように見える可能性があります。同様に、半透明の色やぼかし効果がある箇所でも同様の問題が起こります。
- 入稿データにプリントしたくないデータが含まれている場合、そのデータの必要性を判断することはできません。したがって、そのままプリントします。不要なデータは必ず削除してください。
- グラフィックソフトを使用してデータを作成する場合、パスを含むデータやスウォッチで登録したパターンなどは、ラスタライズ(=1枚の画像データにすること)してから提出してください。
- 写真やイラストなどのデータを実寸以上に拡大して使用すると、仕上がりが粗くなる可能性があります。オンデマンド転写プリントをご希望の場合は、入稿データは実寸で300dpiにしてください。
- DTFプリントでは、細かいデザインや線も再現可能です。しかし、1mm以下の線幅ではプリントが上手く行われない、曲がって見える、剥がれやすいなどのリスクがあります。
- 特殊な色(金色、銀色、蛍光色)はプリントできないこと、カラーインクと白インクのプリントにズレが生じる可能性があること、凹凸のある素材や縫い目などにはプリントできないこと、同じデザインでも環境条件によって仕上がり色に違いが出る可能性があることをご理解ください。
- アイテムの形状やプリントデザインによっては、プレス跡が残ることがあります。通常、洗濯すればこれらの跡は消えます。
- 生地の種類によっては、プリント時の接着剤が生地の裏側に残る場合があります。高温環境で接着剤が溶け出すことがありますので、アイロン掛けを行う際には必ず保護シートを使用してください。
- 糊抜けやプレス跡による返品・交換はお断りしています。また、一度転写した箇所に直接アイロンをかけるとデザインが溶けてしまう可能性があるので、あて布を使用してください。クリーニング店でのアイロンかけも避けてください。
- 自身で転写を行う場合は、転写箇所の裏側に接着剤が溶け出す可能性がありますので、アイロン掛けを行う際には必ず保護シートを使用してください。また、素材や生地の状態によってはアイロン転写時に匂いが出ることがあります。
- 著作権、肖像権、商標権など、知的財産権に関する事項については、
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